ちる箱 6th『プレ・パラディーゾ』ライナーノーツ

朗読劇のシナリオを担当しました CHILL CHILL BOX 6th『プレ・パラディーゾ』の配信公演、無事終了しました🎪🌟
まずは、ご視聴くださったみなさん、ありがとうございました!!
(途中接続が悪く映像が途切れたり等不具合もあったかもしれませんが…すみませんっ)

私がちる箱にシナリオを書かせていただくのは今回で4作目。
毎回松崎Pの無茶ぶりともいえるざっくりオーダーから始まり笑…キャストさんたちから受けるインスピレーションにも助けられつつ、キャラクターとストーリーを構築していき、単発のオリジナル作品を書き上げています。

そして、たくさんのスタッフのご尽力の上に、「これが単発だなんて勿体ないなぁーん」としんみりしちゃうほど素敵なステージが、毎回立ち上がります。

今回も、特にこのような難しい情勢の中、素晴らしいクオリティで配信公演作品を上演できたこと、ほんとうに感激しています。
イベントを実現してくださった関係スタッフ、限られた時間の中で素敵なパフォーマンスをしてくださったキャストの皆様にも、心から感謝を伝えたいです。

*こんなお話でした

今回は、サーカス訓練校の訓練生たちを主人公にした物語。ひとりひとり違った経緯で、舞台となる訓練校に入学してきた彼ら。サーカス団員になって活躍することを夢見て、それぞれの特徴や特技を生かして日々学んでいる青年たちです。
ユアンという天真爛漫な少年を物語の中心に据えました。彼自身は特になんの問題も抱えていません笑 
ユアンは「ちょっとそれどうなの??」と周りが怒ったり驚いたりするほど好奇心旺盛でお節介気質「絶対100%善意!」「みんな友だち!」という勢いで、周りの問題に首を突っ込んでいきます。
ユアンの折れない鉄のハートとキラキラソウルのおかげで、周りの人間たちの事情が見えてくるし、いつの間にかだれか救われたりみんながひとつになっていく。

ハッシュタグ「#ちる箱プレパラ」で視聴者さんたちの感想を見ると、ちゃんと伝わったみたいでよかったです😊😌

*プレパラにこめた思い

ユアンみたいな子、初めて書きました。
たぶん現実世界にいたらちょっと苦手なタイプ笑

でも、こんな時だからこそ、救いのある優しい話にしたかった。

すぐに解決できない問題が、今も私たちの周りにはありますが、友だちや家族などが一緒に立ち向かってくれるとそれだけでちょっと救われますよね。「困ったねーどうしよっかー」と一緒に考えてくれて、失敗しても泣いてくれたり笑ってくれたり、…そうやってだれかと日々を楽しんでいられたら、困難な日々もいつかすこしずつほどけていくんじゃないかと。
ほどけていってほしいな…!と、願いも込めて書きました。

『プレパラ』の執筆時、同時進行で同じく10代の女の子たちの物語も書いていました。
私よりもずっと幼くて、些細なことに一喜一憂の若い魂たち。
でも、毎日文字の中で必死に生きる彼らと向き合って、彼らの幸福を考えた。背中を押し続けた。
私にとって、不思議でかけがえのない執筆期間でした。

*名前の由来

『プレパラ』の登場人物のファミリーネームは宝石の名前からつけています💎
宝石にはたいてい意味や力があるので、本当はキャラクター性と沿った意味を持つ石の名前をひとりひとりつけてあげたかったんだけどー、語感重視です笑

(あとヨツハシ氏にも「虎目石」とかつけたかったんだけど、ヨツハシ呼びが馴染んじゃってたので、彼は宝石の名前はついてませんごめんヨツハシ)😅

*ちる箱と私のあゆみ

私にとってのちる箱、4作品の歩み…すべてが反省と学びの連続でした。
毎回想像以上に素晴らしいことも起こるし、毎回計算違いやアナウンス不足で「あれれ?💦」ってこともあったり…松崎Pとも「次はどうしたらいいかな?🤔」と頭をひねってきました。

4作品をかけて一歩一歩…その成果が大きく実った今回のちる箱に私も大満足しています🙌

自分の書いた物語が、ちゃんと世界に放たれて、だれかの手元にちゃんと届いた🎁
そんな日の夜は眠る瞬間まで幸福感に包まれています。

この作品に関わってくださったすべての方、見届けてくださったすべての視聴者さまに、今一度心より感謝です!
ほんとうにありがとうございました!


KIMURA HARUKA

木村はるかが140文字をオーバーする時。

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