壱の膳、終了しました!
私の初めての朗読公演「にしん語膳-壱の膳-」が先日終了いたしました!
大好きな純文学を演じたい・もっと知ってほしい、という気持ちから始まったこの公演。
順調に稽古してきたけど、心のどこかではずっと「地味で退屈」と思われたらどうしよう…と不安もありました。
最終的には、この台風被害の中、思った以上のたくさんのお客様にご来場いただき、みなさんの笑顔も見られて、ほんとうに素敵な公演にしてもらいました。
あらためて、たくさんのご来場と応援、心より感謝いたします!
ほんとーにいろいろあったんです…
台風の影響を受け、本来初日であるはずだった12日(土)を休演にし、「これでは公演の半分をキャンセルすることになってしまう…」と一時絶望するも、会場である「ギャラリー&スペース しあん」さんのご主人の提案で、連休最終日の14日(月)に追加公演できることに。
とってもありがたいご提案ではあったけど、こんな急遽の追加公演に台風被害もある中お客様は来てくれるのだろうか…??という不安もありました。
そこをなんとか、たとえ1名様でもご来場いただけるなら、せっかく準備してきた作品を披露させてもらおう!と気持ちを奮い立たせた私たち。
そして、受付周りのスタッフ、リュート演奏の久野さんにも拘束の延長を快諾いただいて、追加公演に向け動き出しました。
休演決定から、追加公演の決定、告知までは、考えることが多すぎるのと、なにが正解かわからないという状況の中で、頭がパンクしそうでした。ちょっと泣いた。
そんなこんなで追加公演を決めたはいいけど、予想通り、急すぎて予約が伸びない。
そんな状況にも関わらず、いち早くご予約くださったお客様ありがとうございました!予約連絡のメール通知がなる度に心が暖まりました。
当初の予定来場者数には届かないけど、なんとか全4回の公演の体裁が整うかな、と思って迎えた14日の追加公演。
蓋を開けてみると…
なんと、飛び込みのお客様やリピーターのお客様が続々と…!
スタンバイ中、慌てて増やされる客席と受付対応の気配が伝わってきて、緊張がぐっと増して、感動と興奮の中で最後の公演を行ったことを覚えています。
12日、予約してくださったのに公演をお届けできなかったみなさん、ごめんなさい。
台風被害・交通機関復旧の不安もある中、13日ご来場くださったみなさん、ありがとうございます。
14日、急遽の追加公演にご予約・ご来場くださったみなさん、救われました。ありがとう。
当たり前のことですが、みんな違うきっかけと経緯が背景にありながら、ある時間と場所に集って、私たちの語りに耳を傾けてくれた、そのこと有り難さが身に染みた公演でした。
また、私個人としても、
舞台や声優としての私を知る方、
長年のお客様、
作家・森悠から興味を持ってくださった方、
ポッドキャストリスナーの方、
など、木村はるかの多方面の活動先からお客様がいらしてくださいました。
これまでいろんなことを、戸惑いながら苦しみながらやってきました。一箇所で名を上げられない中途半端な自分が情けなかった時もあります。
でもこうして、それら全部が自分を助けてくれることがあるんだ、と今回知りました。
今回は、演者としても多くの収穫がありました。
際限なく長くなりそうなので、それはまた次回機会があれば…!
ひとまずはとりいそぎ、公演終了のご報告と、たくさんの感謝の気持ちをお伝えさせていただきましたm(_ _)m
ありがとうございました!
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