初めての朗読

というわけで、情報公開させていただきましたが…

この秋、朗読公演を企画しましたーーー!


にしん語膳「壱の膳」

2019年10月12日(土)・13日(日)
Gallery&Space しあん  にて

チケットのご予約は 9月1日12:00~です。  

詳細は〈情報ページ〉へ。


朗読かよっ!

そうだよ朗読だよ!

朗読って…
みなさん、どう???

退屈…?って思ってたりします……?


いろんなスタイルがあるけど、まぁ基本的には本を読むだけだからね、劇やダンスに比べると大人しい出しものの印象はあるかもしれません。

そしてその印象は間違ってないと思います。


でもね?ちょっと聞いて?笑


今回のこの朗読企画「にしん語膳」

私が、20年くらいやりたかったことなんですよ。


私ね、10代後半から10年間くらい、一所懸命朗読を学んでいたんです。

それはもう一所懸命やってたんです。

その頃取り組んでいた作品は、いわゆる「近代文学」や、その時代の「純文学」。

夏目漱石、三島由紀夫、泉鏡花、いちばんたくさんお稽古した大好きな作家は川端康成です。


うおおおおお 康成 愛しているうううううう


著作権の関係で、今回は川端康成は読めません‼(号泣)


たぶん私は、この20歳前後の頃に一所懸命文学に向き合ったことで、

物語が書けるようになり、現在のナレーターのお仕事の礎を築けたと思うの。

文学との触れ合いは私にとって、ほんとうに大切な体験だったってことね。

そして、いつかそれ相応の年頃になったら、

着物を着て大好きな文学を、大切なお客様に語って聞かせて差し上げたい…

っていうのが、長年の、私の夢だったんです。


そう、気づけば私も40歳のステージが見えてきました。

そろそろ、その夢に挑戦すべき時期かな。と思えて…今回の企画に取り掛かりました。


私は、自分で物語を紡ぎ、時にそれを自分で演じる人間ですが、

他人の生んだ物語を形にすることには、実はその何倍も喜びを感じます。

ましてやそれが、自分の愛する文学であったなら、なおさら。


自分の大好きな文学作品、来てくださるみなさんにも必ずや楽しんでほしい…

そのために、朗読〈語り〉の要素だけでなく、衣装・場所、そして音楽にも華を添えてもらって、公演を仕上げていくこと。

音楽は、かねてよりお世話になっている音楽家の久野幹史さんにリュート演奏をお願いすることができました!

「退屈」「難しい」「敷居が高い」と思われないような見世物にする!

と覚悟を決めての今企画なのです。


そして、そう、このタイミングでね、
自分と同じほどの熱量で、文学を語ることに向き合える友人を得たのです。


池 渕 厚 子 いけぶち あつこ

私と同じ事務所に所属している、一流の仕事をするナレーターです。

彼女と親しくなれて、私の夢が一つ叶います。

ご縁にとても感謝していますし、

それぞれに苦労もしてきたからこそ、それぞれにいくつかのスキルを兼ね備えており、

とても有能で、企画を共に進めるにあたり、話が早くて助かる人。

これから稽古もする中で、彼女の魅力も伝えていけたらと思っておりますので、

この「にしん語膳」における私の相方として、みなさん以後お見知りおきを…

KIMURA HARUKA

木村はるかが140文字をオーバーする時。

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