teraoka natsumiさんの個展

最終日に滑り込みで、見に行くことができた。盛況であった。

teraoka natsumi さんは、

白い犬の絵が有名で、人気の方だが…

私はもっぱらシロクマが好きであるし、他に猫などもお描きになるし、風景画もとてもよかった。

作品を自由に撮影できる展示であったので、若いお客さまばかりの会場では、ひっきりなしのシャッター音。(なかでも一眼レフを下げて「ピピっ!…パシャ!」とやってるのは私だけでしたが)

でも、私はまず肉眼で作品を確かめたかったのだった。

あのふわふわとしていて温もりの伝わってくるイラストを直に眺められるのだから。

画材はなにか。どれくらいの筆圧で描いておられるのか。

…など、よく見ることができて、「来た甲斐があった!」と思えた。

少ない、あどけない、描線の中に、動物らしい仕草や、それを見る人の愛や、または喪失感のような寂しささえも、よく表れている。やさしい言葉で宇宙真理を語る谷川俊太郎さんの詩にも通じるような巧みさ


昔はよく、作家を追いかけて、小さなギャラリーを巡っていたものだけど、最近はすっかりご無沙汰だった。
こちらのギャラリーポポタムがとても素敵で、その時の「自分だけの宝物探し」をするような感覚を思い出すことができた。

懐かしい気がしてうれしかったし、同行してくれた主人と、若い頃風のデートができたみたいでうれしかった。


以下、3枚の写真は帰り道に撮影したものです。


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