The Bambiest 2017「樹々の隙間」~クレマチスの丘にて

三島・ヴァンジ彫刻庭園美術館の15周年企画として催された、こちらのダンス公演を見に行ってきました。

The Bambiest 2017 「樹々の隙間」ヴァンジ彫刻庭園美術館開館15周年記念公演

クレマチスの丘・ヴァンジ彫刻庭園美術館では、開館15周年記念企画として、コンテンポラリーダンスカンパニーThe Bambiestによる、映像・写真・舞台から構成されるプロジェクト「樹々の隙間」を開催いたします。 「樹々の隙間」はThe Bambiest菅沼伊万里の指揮のもと、約2年という年月をかけて制作されました。季節により様相を変えるクレマチスの丘を背景として、菅沼の振付によるThe Bambiestダンサーたちのパフォーマンスを、菅沼と写真家のSaiが、それぞれ映像と写真で表現してきました。 プロジェクトのメインとなる舞台公演では、これまで制作された映像と写真に触発されながら菅沼が作り上げる「樹々」の姿を、阿部海太郎の音楽、HARCOZAの衣装と共に、美術館に特設される舞台にて上演いたします。 公演日時: 2017年3月24日(金) 開場 18:30 開演 19:00 2017年3月25日(土) 1回目:開場 15:00 開演 15:30  2回目:開場 18:30 開演 19:00 ※3月24日(金)、3月25日(土)1回目は定員数に達しましたので、以後キャンセル待ちのみ承ります。(3/14) *3月25日(土)2回目公演終了後、菅沼伊万里(The Bambiest)と阿部海太郎(作曲家)のアフタートークの実施が決定いたしました。(20:00-20:20予定) 演出・振付・映像:菅沼伊万里 出演:The Bambiest(木村真理子、江角由加、湯浅燈、細川麻実子 他) 音楽:阿部海太郎 演奏:阿部海太郎、中村大史、角銅真実 衣装:HARCOZA 写真:Sai / sai photograph 定員:各回70名 全席自由(整理番号つき) 料金:5,000円/中学生以下2,500円  ※未就学児の入場はご遠慮ください。(ヴァンジ彫刻庭園美術館入館料を含みます) お申し込み方法:お電話にてお申し込みください。 クレマチスの丘コミュニケーションセンター Tel. 055-989-8785(水曜休館) お申し込み開始日:2017年2月18日(土) 10:00より ○チケット購入方法 ・お電話でお申し込み後、お振り込み用紙をご送付いたします ・ご入金確認後、チケットをご送付いたします ・ご入金後はキャンセルできませんのでご注意ください

ヴァンジ彫刻庭園美術館 | Vangi Sculpture Garden Museum

ダンスパフォーマンスをしたのは、『The Bambiest』。

この『The Bambiest』は、コンテンポラリーダンスカンパニー。

振り付け・演出のフェミニンな世界観と、ダンサーさんたちの確かな表現力・技術力が素晴らしく、私の大のお気に入りです。

実はこのカンパニーには、私の中学時代の同級生・ゆかちゃんが所属しています。
素敵な踊り子のゆかちゃんは、今バレエを習っている私からすると憧れの存在でもあります。


今回のダンス公演は、ヴァンジ彫刻庭園美術館の15周年記念のイベントとして企画されました。

聞くところによると2年ほども前から準備を進められていたそうです。

当日のダンスパフォーマンスだけでなく、美術館の庭園をロケーションにした、映像作品や写真作品も合わせて制作され、展示されていました。

とても贅沢な試みですし、その出来栄えもとても豊かで、感激しました。


また、ダンスパフォーマンス会場として、この美術館の大きな売りのひとつである「クレマチスの丘」という庭園を効果的に生かしていました。

彫刻の展示室の床から天井まで開いたガラス張りの窓から、まさにクレマチスの丘と、それをぐるりと回るかわいらしい小道が見えます。


丘から踊り子が現れたり、

丘の傾斜を踊り子が軽い足取りでこちらへ降りてきたリ、

踊り終えた踊り子がまたその丘を越えて姿を消したり。。。


自然とアートが作り出したスクリーンに切り取られた、本当に美しい一瞬一瞬でした。



東京から三島まで。
ほんの1時間程度のダンス公演を見るために朝から移動しました。
日帰りが可能な距離ではありますが、お金も時間もかかります。
けれど、そんなことは露ほども気にならぬほど、心地よく楽しいひと時を過ごすことができました。

バレエを習うようになったからわかるようになったダンスのステップがいくつもあってうれしかったこと。
子どもの頃に美しいと思っていたものや忘れかけていた尊いものをいくつも思い出して、刺激を受けたこと。
ふだんは、言葉を扱い言葉に生かされている私が、言葉から放たれた情感の中に身を置けたこと。

どれもかけがえのない収穫です。
まだ寒さの残る春先の遠出、とても楽しかったです。

KIMURA HARUKA

木村はるかが140文字をオーバーする時。

0コメント

  • 1000 / 1000