彼女の日記

ただ今、絶賛クロジ稽古中ー\( ˙ ᵌ ˙ )/

でして、

共演者の方とストーリーや役のことなど話したりするんですが、

先日、ある共演者の方が、ご自分の演じられる役についてご自身で想像したり考えたりしたことを聞かせてくださったんです。

その人物が、如何にしてその人物たり得たか、というプロフィールですね。

それが、とても詳細で、尚且つ、私の本をよく読み解いてくださったことも感じられて、とても感激しました。

むしろ、書いた本人である私は、そこまで考えてないっすゴメンナサイ…と申し訳なく思ったほどです(笑)

そこで!

私も今までやったことのない、あることをしてみました。

自分の演じる役の10代の頃の日記を書いてみたんです。

彼女がなにをどう感じ、どういう経緯で、今の彼女になったのか、思い巡らしつつ書き始めました。

初めは、私自身の自意識がふつうに稼働していたんですが…なんだか途中からは自動手記状態…

もともとの原作者であるはずの私自身も「へぇー、そんなことあったんだ?え!そんなふうに考えてたの!?」と驚くような出来事や思いが日記に綴られていきました。

結果として、自分の演じる彼女をより深く知ることができた気がしますし、やってみてよかったんですけど…

本当に不思議です。

自分で考えた物語の、自分で作り出した登場人物のことなのに、彼らはいつの間にか私も知らないようなファクターを抱えていて、ひとたび筆を走らせれば、それが私に向かって逆流してくるんです。

物語のクライマックスを書いている時は、その波に飲み込まれて、泣きながら、キーボードを叩いていることも、よくあります。

自分の演じる役はもちろんですが、登場人物たちはみんなみんなすごく大切で、それを演じてくれる共演者の方が今ここにこうして、その魂と感性で存在してくださってることは、ぜんぶ奇跡だなーと思います。

有難い。

10月4日~
六本木・俳優座劇場にて

それをみなさんにお見せできることを楽しみにしております。

KIMURA HARUKA

木村はるかが140文字をオーバーする時。

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