スリランカ旅行《3日目》

朝のお散歩でも、象に会えた。


シーギリヤロックに登る!

シーギリヤの遺跡は、5世紀にカッサパ1世(英語版)(在位477〜495年)によって建造された、要塞化した岩上の王宮跡と、それを取り囲む水路、庭園、貯蔵施設などの都市遺構からなる。岩山の中腹には『シーギリヤ・レディ』として知られるフレスコの女性像が描かれている。当初は500体ともいわれたが、風化が進み現在は18体だけが残る。
シーギリヤロックは火道内のマグマが硬化して出来た岩頸で、形状は楕円柱、標高約370m、岩頸そのものの高さは約195m、全方位が切り立った崖になっている。
古都シーギリヤは、1982年、世界遺産(文化遺産)に登録された。

シーギリヤwikipedia より》


そして、今日も友人母子はお留守番…

言葉の通じない旦那さまと2人で岩山ハイキング。

スリランカの無茶ぶり再び。


ホテルから車で15~20分くらい移動し、シーギリヤへ到着。

チケットを買って、シーギリヤミュージアムを観覧後、いよいよエントランスを潜ります。

庭園は、とても穏やかで気持ちのいい場所。

古都の敷地に入った瞬間から、なんだか俗世から切り離されたような神聖な空気。

緑の上を風がサワサワ渡っていきます。


*そして、迫る巨大な岩山


目を、逸らしても、視界に入ってくる、

縮尺のおかしい岩野郎。

え、でかくないか!?

え、こんなにでかいの!?
え、怖い…
え、登るんだっけ?そうだよね??
…やばい。
…ちょっとやめたい。

でも、ここまで着いてきてくれてるルワンくんに

「やっぱやめる」なんて言えない。

そもそも言葉が通じない。レットミーストップ?
だめだ。腹をくくろう。登ろう。


で、登り始めたわけだけど、登り始めてみると、自分が今全体のどの地点にいるのかわかんないし、あとどれくらい登るのかもわかんないし、延々と岩壁を這う幅1mくらいの階段を、自分の前にも後ろにも様々な人種が犇めいてゾロゾロと進み続けるのである。2時間くらい。

↑ 岩山の登り口に注目!ライオンの足のようなもの見えますか?
かつては、この巨岩全体がライオンの彫刻だったらしいのです。
こちらが前足なので、以前はこの上にライオンの顔があったというわけ。
この頂上に宮殿を建てたってんだから…王ってすげえこと考えるね!


忘れている人がいるといけないので、もう一度言うけどスリランカは南国。昼間は常時30℃程度。暑いとか、列が進まない、という困難だけでなく、いよいよ岩壁をほぼ垂直に登っていく時にはかなりの高所で、吹き付ける強風が恐怖を煽る。

もともと片言の英語でしかコミュニケーションできない私とルワンくんだけど、次第に無言。

でも!これを登りきれば!絶景が待っている!!

だって!すでに周囲360°、今まで私が見たこともない光景なのだから!!

そして、ついに登頂~~!!

画像荒くて申し訳ないのですが、雰囲気だけでも伝われ…!


数時間に渡るシーギリヤロック登りは疲れましたが、車移動続きで旨いもんばっかり食べていたので、かなりいい運動になって体もスッキリ!

シーギリヤ方面への一泊旅行は、ジープサファリも巨岩登りも、スリランカという国のスケール・この国に流れる時間のスピードを体感するのに、とてもいいアクティビティでした。


両方に付き合ってくれた、友人の旦那さま・ルワンくんには本当に感謝!

彼にとっては、観光地といえど地元。

日本から来た旅慣れず言葉も通じない私の贅沢に寡黙に付き合ってくれました。

それも友人が「はるかさんにとっては一生に一度のことかもしれないから!」と頼んでくれていたそうです。

それはまさに真実だし、それを理解するルワンくんも懐が深い。

私は、その好意や思慮に感謝を忘れず、

その場所や空気や温度や、痛みや恐怖や、暑さや心地よさや美味しさや、そういうすべての感動を余さず味わうことが、「余所者(観光客)の責任」(…と言うと重たく聞こえるかもしれないけど)なのかもしれないな~と思うところもありました。

国内旅行では感じないことかもしれないですね。


この日は、その後お土産を買いつつ、友人宅へ戻りました。

私も、ルワンくんも、お乳やりに忙しい友人も、クタクタで帰宅~~


《4日目》に続く…!


↓以下は、古都シーギリヤで撮影したものです。

KIMURA HARUKA

木村はるかが140文字をオーバーする時。

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