miel「み ち」見た

身体表現というか、
ダンスというか、
そういうののワークショップを月2回くらいのペースで開催しているmielさんの、
ヨガスタジオでの小さな公演。

ひとつながりの物語ではなく、身体表現に重きを置いた小品集という感じでした。
以前、「すきとおり」という公演を見ており、とてもよかったし、今回も知った役者さんが出演されるということで、見に行きました。


mielの作品のテキストの感触はポエティックです。散文詩といえばいいかな。

それも、難解だったり、独りよがりなものではなくて、やさしい言葉で多くの方が共感しやすいであろうノスタルジックな色合いの世界観です。

それをただ大人しく述べるのではなく、そこには常に目を楽しませる身体があります。
ダンスのような、ただ、動作のような、殺陣のような。

見るものを、言葉からも物語からも、はたまた今いる空間からも解き放って、なにか温かくて懐かしいもののところへ連れていってくれるmielの作品には、憧れますし、自分にとっても今必要な鑑賞です。

自分が紡ぐべき物語とはまったく違いますが、とても救われます。

KIMURA HARUKA

木村はるかが140文字をオーバーする時。

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